展示会・ウェビナーで成果を出す方法|リード獲得から商談化まで徹底解説

こんにちは、エージェンテックのミヤザキです。

展示会やウェビナーは「参加すること」自体が目的になりやすく、十分な成果を得られないまま終わってしまうケースが多くあります。
しかし本来、これらの施策は新規リードを獲得し、商談につなげる強力な武器となるものです。
重要なのは、単発のイベントとして消化するのではなく、準備からフォローアップまでを一貫した流れで設計すること

本記事では、展示会・ウェビナーを成果につなげる具体的な方法を、ステップごとに分かりやすく解説します。

なぜ展示会・ウェビナーは今も有効なのか

対面とオンライン、それぞれの強み

展示会は対面での接触」による信頼感や偶発的な出会いが魅力です。
一方、ウェビナーは「低コスト」「広範囲へのリーチ」「参加者の行動データ取得」が強み。
目的やターゲットに応じて両者を組み合わせることで、リード獲得の裾野を広げられます。

営業DX時代における役割

デジタル広告やインサイドセールスが主流になっても、展示会・ウェビナーは「顧客が自ら情報を取りに来る場」として機能します。
参加者はすでに課題感や興味を持っている層であり、効率的にリード化しやすいのです。

成果を出すための準備段階

目的の明確化

「新規リードを何件獲得するのか」「既存顧客の関心度を高めるのか」など、目的を数値で定義します。
展示会なら「名刺獲得数」、ウェビナーなら「参加者数」「アンケート回収率」がKPIになります。

ターゲット設計

出展や開催前に、**理想的な来場者像(ペルソナ)**を設定しましょう。
役職・業種・課題を明確にすることで、訴求するメッセージや資料の内容がブレなくなります。

集客施策の設計

  • 展示会:招待状の送付、出展案内メール、過去名刺リストへのDM
  • ウェビナー:メールマーケティング、SNS告知、パートナー企業との共催

特にウェビナーは、登録フォームの入力ハードルを下げること(必須項目を絞る)が集客率向上の鍵です。

資料・デモコンテンツの用意

展示会ではデモ体験、ウェビナーでは分かりやすい資料が欠かせません。
近年はAIナレーション付きのスライドショーを活用する企業も増えており、限られた時間で、訴求力を高める手段として有効です。

運営段階での成果最大化

展示会での現場対応

  • 立ち姿勢と声かけ:来場者が立ち止まる瞬間を逃さない
  • 短いトークスクリプト:30秒以内で自社の価値を伝える
  • 名刺交換+簡易メモ:会話内容をすぐに記録

展示会では「数」を取りに行くフェーズと「質」を見極めるフェーズを明確に分けることが重要です。

ウェビナーでの進行

  • 冒頭でアジェンダとゴールを明確にする
  • 双方向の仕掛け(チャット、投票機能)を取り入れ、参加者の関与度を高める
  • 終了後のアンケート導線を必ず提示する

ウェビナーは途中離脱が課題となりがちですが、参加者が「自分ごと」として聞ける工夫を凝らすことで、視聴維持率が改善します。

データの取得と整理

展示会では名刺、ウェビナーでは参加ログやアンケートが重要なデータ資産です。
リアルタイムでCRMやMAツールに登録する仕組みを整えると、後工程がスムーズになります。

フォローアップで成果を左右する

スピードが命

展示会もウェビナーも、終了後24時間以内のフォローが理想です。
興味が冷めないうちにメールや電話で接触することで、商談化率が大きく向上します。

パーソナライズされた対応

  • 「セッションで質問してくださった件について…」
  • 「展示ブースでご関心を示されていた機能について…」

といった個別化されたアプローチは、相手の記憶を呼び起こし、関係構築に直結します。

コンテンツ活用による育成

フォロー段階では「資料ダウンロード」「動画アーカイブ」などを提供し、**ナーチャリング(リード育成)**を継続しましょう。

成果を数値化・改善する仕組み

主要KPI

  • 名刺獲得数・登録者数
  • 実参加率
  • 商談化率・受注率
  • CAC(顧客獲得単価)

改善の着眼点

  • 集客に課題がある場合:広告や告知タイミングを見直す
  • 参加維持率に課題がある場合:コンテンツ内容や演出を改善する
  • 商談化率に課題がある場合:フォローの質・スピードを高める

展示会とウェビナーの組み合わせ戦略

近年は「展示会で集めたリードをウェビナーで育成する」、逆に「ウェビナー参加者を展示会へ誘導する」といったハイブリッド戦略が増えています。

顧客の関心段階に合わせてチャネルを組み合わせることで、リードの質と量を両立できます。

まとめ

展示会やウェビナーで成果を出すには、準備・運営・フォローアップの一貫した戦略設計が欠かせません。

  • 目的とターゲットを明確にする
  • 集客から資料準備まで段階的に設計する
  • 運営では顧客体験を意識した工夫を取り入れる
  • フォローアップを迅速かつ個別に行う
  • KPIを基に改善を繰り返す

このサイクルを実践することで、単なるイベント参加で終わらせず、確実に商談につなげる営業成果を上げることができます。

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これからも有益な情報をお届けします。お楽しみに!
エージェンテックのミヤザキでした。